忘れた頃にやってくる。。の巻
2009年09月11日
市内某所。
確かあれは一週間前の夜だった。
挙動不審な女が一人、そして若い夫婦と思われる男女が一組。
週末で人通りの多い駅前の通りからひとつ路地裏にはいったところで
その三人は人目をはばかるように落ち合うと、緑色に光る看板の小さなバーに
連れ立って入っていった。
なんとも奇妙な組み合わせだ。
バーには同伴らしい先客がいたが、それには目もくれずマスターに一瞥すると
マスターはカウンターの中から出てきて予約席の札を指し示し三人に座るように促した。
「例のアレですね?」
マスターがそうたずねると、若夫婦の妻ではないほうの女が
「そうです、よろしいですね?」
と応え、おもむろにバッグから蝋燭を取り出すと、若夫婦の夫のほうから
ライターを借り火を灯した。
そして世にも恐ろしいそれは始まったのだ。そう、百物語ピクニック。。。
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確かあれは一週間前の夜だった。
挙動不審な女が一人、そして若い夫婦と思われる男女が一組。
週末で人通りの多い駅前の通りからひとつ路地裏にはいったところで
その三人は人目をはばかるように落ち合うと、緑色に光る看板の小さなバーに
連れ立って入っていった。
なんとも奇妙な組み合わせだ。
バーには同伴らしい先客がいたが、それには目もくれずマスターに一瞥すると
マスターはカウンターの中から出てきて予約席の札を指し示し三人に座るように促した。
「例のアレですね?」
マスターがそうたずねると、若夫婦の妻ではないほうの女が
「そうです、よろしいですね?」
と応え、おもむろにバッグから蝋燭を取り出すと、若夫婦の夫のほうから
ライターを借り火を灯した。
そして世にも恐ろしいそれは始まったのだ。そう、百物語ピクニック。。。
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